プールの授業が始まるよ!
6月になると、多くの学校でプールの授業が始まります。1年生の授業内容や、家庭で準備することを知っておきましょう。
1年生の目標は「水に慣れる」こと
1年生のプールの授業では、「水に慣れる遊び」「浮く・もぐる遊び」が行われます。例えば、水中じゃんけんや石拾い、鬼ごっこ、バタ足練習など、子どもたちが楽しみながら学べる内容です。
また、シャワーを浴びて体をきれいにする、プールサイドを走らない、水中でふざけない、合図を守るといった、プールという場所ならではの学びも重視されています。
水が苦手な子は、家のお風呂で、顔を水につける遊びなどをしておくと、プールに対する抵抗感をやわらげることができます。
プールが始まるまでに家庭で行いたいこと
着替えをする、帽子やゴーグルをつける、濡れた体や髪をタオルできちんと拭くことも、子どもには難しい作業です。素早くできるよう前もって家庭で練習しておくといいですね。
また、髪の長い子は短くカットしたり、帽子を被りやすい髪形を試したりして、子どもが一人でやりやすいように準備をしましょう。
プールカードには毎回体温を記入します。子どもの平熱を把握しておくことも大切です。
当日の心得と配慮したいこと
プールは予想以上に体力を使うので、前日は早く寝ること、当日は朝ごはんをしっかり食べることを心がけましょう。プール後は体が冷えるので、風邪をひかないよう、羽織るものを一枚持たせるとよいですね。
また、学校生活の中での熱中症の事故も増えてきています。子どもの体調がよくないときには、プールの授業への不参加の決断を、親がしっかりしていきましょう。
プールの授業での日焼け対策
紫外線による影響などを考慮して、学校での日焼け対策についても、様々な対応が見られます。耐水性の日焼け止めの使用は原則認められていますが、自治体や学校によっては、禁止されているところもあるようです。代わりに、ラッシュガードの着用を認めている学校もあります。
イラスト/青山京子