生活リズムをつくるために「時間」を意識しよう

小学校では、時間単位で行動します。

また、生活リズムをつくるために大切なポイントが「時間」です。
早い段階から時間に対する意識をもてるようにしておくと安心ですね。

家庭の中で時間を意識していくための方法を、全日本家庭教育研究会本部講師の稲田百合先生にお聞きしました。

「時間」を意識するための3つのポイント

①アナログ時計を活用する

デジタル時計は今現在の「時刻」を知ることはできますが、「時間」は意識しにくいものです。

できればお子さん専用のアナログ時計を用意し、お子さんと一緒に針と数字を確認しながら時刻や時間を理解できるようにしていきましょう。

\先輩ママからのアドバイス/

時計にシールを貼って長い針がお花までなど目印にしています。(N.Aさん)

②親子で時間の約束をつくる

お子さんに時間を意識させるために、おうちのかたが一方的に時間を決めるのではなく、お子さんと一緒に話し合いながら時間の約束をつくっていくことが大切です。

例えば「ゲームの時間」や「勉強の時間」について、お子さんが考える時間を聞いて、次におうちのかたが

「ゲームは長い時間やると、目も悪くなるし、ほかのことができなくなるから30分にしよう」とか

「ゲームを30分やるなら、勉強も30分間はしようね」とお話しし、

一緒に時間を決めていきます。

お子さんも、おうちのかたとお話ししながら決めたことなので、しっかり守ろうと時間を意識していくようになります。

\先輩ママからのアドバイス/

食卓に置時計を置いて何時までに食べるとか、何分間で食べるとかを実践しています。
(モエティさん)

③アラームで体感的に時間を理解させる

何かに取り組む際に、タイムリミットを決めてやるのも時間を意識するには効果的です。

アナログ時間で、「長い針が12になるまでにやろうね」と決め、

時間がきたら音楽や音が鳴るようアラームをセットしておくと、時間を体感的に理解することができます。

\先輩ママからのアドバイス/

起床時間が早くなり、朝起きられない娘に、ベル音の目ざまし時計をプレゼントしたら大喜び
寝るときは自分でセットして、朝もしっかり起きるようになりました。
音は少しうるさいですが、娘には効果があったようです。(K・Sさん)

時間の意識ができていると、朝の登校準備にも役立ちます。

朝はどうしても、忙しく、あわただしくなってしまいますね。

そんなときにも「時間」の意識があれば、余裕をもって準備ができます。

例えば、アナログ時計を見ながら「長い針が4のところまでに着替えようね」とか

「もうすぐ長い針が10になっちゃう。もう出かける時間だよ」と声をかけるだけで

「あとどれくらいでやらなくちゃいけないんだ」ということが理解できるようになっていきます。

お子さんに時間の意識があれば、ついつい叱ってしまうこともなく、気持ちよくお子さんを送り出してあげられますね。

また、朝のゆとり時間がたくさん取れるように、おうちのかたとお子さんで、一緒に「早寝・早起き」の習慣をつけていきましょう。


この記事はポピーの教育情報まとめサイト・ポピー子育ておうえん隊より抜粋しています!

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