幼児ポピーあおどり 2月号の見どころ
小学校入学まであと2か月。
入学後、多くの子どもたちが戸惑うものの一つが「和式トイレ」。
親としてはどうやって慣れさせればよいのか悩むところですよね。
小中学校の洋式トイレ普及率は57%
文部科学省の調査(2020年9月)によると、公立小中学校におけるトイレの洋式便器率は57%。徐々に増えてきているとはいえ、まだ半数近くが和式トイレです。
一方で幼稚園・保育園では80%近くが洋式便器となっていて、トイレトレーニングも洋式便器で行うため、ほとんどの子どもは和式トイレを使ったことのないまま小学校に入学します。
しゃがめない子どもが増えている
2016年度より児童生徒の健康診断に、身体を支えて動かすのに必要な骨、関節、筋肉などの運動機能を調べる検診が追加されました。
その中に「しゃがみ込み」ができるかどうかの項目があります。
おうちでもぜひやってみてください。
足の裏全体を床に着けた状態でしゃがみ込みます。
お尻は床につけず、足はしっかり折り曲げます。
この「しゃがみ込み」ができない子どもが増えてきています。
その原因の一つとして、和式トイレを使わなくなったことが考えられます。
「和式トイレは嫌!!」と、我慢してしまう子どもたち
「しゃがめない」「落ちそう」「ズボンが汚れる」「そもそも使い方がわからない」…
子どもが和式トイレは嫌!!と思う理由はたくさんあります。
入学後、「学校のトイレが嫌で家まで我慢した」という話はよく耳にしますが、これでは授業に集中できなかったり、体調が悪くなったりしてしまいます。
また、校外学習などの行先に和式トイレしかないこともよくありますね。
おうちで和式トイレの練習ができる!!
2月号の入学じゅんびわぁくんには、わしきトイレシートがついています。
なんと!このシート、小学校の和式トイレの便器と同じ大きさなんです。
小学校入学までに、ぜひこのシートを使って練習してみてください。
おうちで練習したあとは、駅や公園、商業施設の和式トイレを使ってみることをおススメします。