専門家に聞いた! どうする?何する?子どものお金の教育
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お金について今から子どもに教えておきたいことを、ファイナンシャルプランナーの田中あさみさんにお聞きしました。
「幼児にお金の教育って、まだ早いのでは?」とお考えのママやパパもいらっしゃるでしょう。
欧米ではお金についての教育が日本より進んでおり、幼児期からマネー教育をする家庭は少なくありません。
子どもがお金についての知識や考え方を身につけられるよう、早いうちからお金について親子で楽しみながらまなぶことをおすすめします。
今回は、①お金って何だろう? 絵本でお金についてまなぼう、②お買い物ごっこであそびながらお金をまなぼう、③本物のお金を使おう、④お金についてもっと知りたくなったら…の4つのステップでマネー教育についてお伝えしていきます。
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田中 あさみ(たなか あさみ)さん
2級ファイナンシャルプランナー技能士・CFP®全科目合格、ライター。
2019年から、ライフプランとマネープラン・投資などお金の不安や疑問を解決するための記事を執筆。
自身も株式・投資信託などで資産運用を行う。日本FP協会会員。
①お金って何だろう? 絵本でお金についてまなぼう
子どもに「お金ってなあに?」と聞かれると、どう説明していいか困りますよね? そんなときは、絵本を読みながら、お金について楽しくまなぶのがおすすめです。
就学前の子どもにもわかるように描かれている絵本がたくさんあるので、親子で一緒に読むとよいでしょう。ここでは2冊の絵本をご紹介します。
あそんでまなぶ はじめてのおかねえほん
ユニークなナビキャラクターと一緒に、クイズや迷路、絵探し、パズルなどであそびながら、お金の大切さや使い方を楽しくまなべる1冊です。大人でもうまく説明できないお金のあれこれが、1冊でしっかりわかります。
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泉美智子/ 監修 イヌイマサノリ/絵 西東社 1,320円(税込)
おかねをつかう! 生きるのにかかせないお金のはなし
うさぎのサニーがお小遣いのにんじん3本を使っておもちゃを買うまでを描きます。サニーと一緒に、限られたお小遣いの中で何を買えるか考えていくことで、物の価値の違いや買うときに選択することの大切さをまなべます。子どもたちがお金について考えるきっかけとしておすすめです。
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シンダーズ・マクレオド/作・絵 田中 靖浩・大加瀬 裕美/訳 岩崎書店 1,540円(税込)
②お買い物ごっこを楽しもう
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(1) お金と交換で好きなものを買える体験をする
お金に少しずつ興味が出てきたら、次はお買い物ごっこをしてみましょう。お家の人がお店の人役をやり、子どもがお客さんの役をします。はじめは、おもちゃのお金や紙で手作りしたお金を渡して、お金と交換で好きな物を買えるという体験を楽しみます。
(2)限られたお金の中で、何を買うか考える体験をする
慣れてきたら、おもちゃのお財布の中にいくらあるかを意識して買い物ができるように声をかけましょう。「どれを買いたい?」、「これは100円玉が何枚必要かな?」「お財布の中には100円玉がいくつ入ってる?」などと声をかけながら一緒に考えることで、限られたお金の中で、何を買うか考える体験ができます。もちろん、おもちゃを増やしたり食べ物を加えたり、あそびかたは自由。ぜひダウンロードして楽しんでみてください。
⇓⇓ おかいものシートをダウンロードしてあそぼう! ⇓⇓
※ご家庭で印刷し、はさみで切り取ってお楽しみください。
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③本物のお金を使おう
(1) お店などで本物のお金を支払う体験をさせる
お買い物ごっこに慣れてきたら、次はいよいよ本物のお金を使ってみましょう。実際のお店でお買い物をすることで、“リアルなお金の感覚”をまなぶことができます。
まずは、お子さんのお気に入りの小さなお財布を用意して、支払額に近い金額の小銭を持たせましょう。金額を一緒に数えて、「いくら持っているのか」を確認します。
お店に着いたら、実際に商品を選んでもらいましょう。まずは、お菓子や小さなおもちゃなどが、選びやすくておすすめです。値段を見ながら「これは買えるかな?」と一緒に考えてみます。「買えないけれど、欲しい」という体験も、まなびの一部になりますよ。
レジでは、子ども自身にお金を渡してもらいましょう。店員さんに「お願いします」と言ってお金を渡します。保護者が隣で見守りながら、成功体験を積ませてあげましょう。
(2)お小遣いをあげる
お金を支払う体験に慣れてきたら、次のステップとして「お小遣い」を渡してみましょう。決まった金額を自分で使うことで、金銭感覚だけでなく“選ぶ力”や“我慢する力”も育っていきます。
まずは、週1回100〜300円くらいからの少額からスタートしましょう。「毎週日曜日に〇〇円渡すね」とルールを決め、「このお金は、〇〇ちゃんが自由に使っていいよ」と子どもの自己決定を尊重します。
子どもにとっては、「自分専用のお金」があるだけで特別感がたっぷりです。自由に使える中で、小さな失敗や成功を経験させましょう。
(3) お小遣い帳をつける
お小遣いの次のステップは、「お金を記録する」こと。お小遣い帳をつけてみると、「使った」「残った」「貯めた」が見えるようになります。「これ、昨日買ったね」「このお金、もう残ってないね」と記録しながら話すことで、お金の流れも少しずつ理解できるように。字が書けないお子さんには、親が一緒に書いてあげたり、スタンプやシールで記録するのもおすすめです。
お小遣い帳は、以下のサイトからダウンロードできます。
お小遣い帳を使い始める前に、まず親子で約束を決めておくことが大切です。
最初に「おうちのひととの約束」を記入します。
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例のように、「お友達とお金の貸し借りはしない」「使うのは月○円まで」など決まりごとを作り、約束をして書いておきます。
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1カ月など一定の期間に区切り、お金の出入りを記録します。記録後は、内容をチェックし「おうちのひとからの一言」を書きましょう。
子どもがたくさん貯金できた月は「がんばったね、○円貯金したから来月は欲しがってたものが買えるね」、使いすぎてしまった月は「ちょっと使いすぎてしまったね。来月は○円までで我慢できたら、再来月はおもちゃが買えるよ」など具体的なアドバイスやごほうびを設定をすると、子どものやる気につながります。
書き終わった後にシールを貼ることも、モチベーションアップにつながるのでおすすめです。
④お金についてもっと知りたくなったら…
お金についてさらに知りたくなったら、お子さんとクイズで楽しみながらお金の機能をまなぶこともできます。
まずは全年齢対応の「金融庁×うんこドリル うんこお金ドリル」がおすすめです。
金融広報中央委員会「知るぽると」にも、幼稚園児、小学生向けにお金についてまなべるクイズ・アニメが掲載されています。内容を確認し、お子さまの年齢や理解度に応じて一緒に閲覧していきましょう。
まとめ
子どもが3歳未満の場合は、お金を見せたり、お買い物ごっこをしたりするのがおすすめです。4歳以上であれば、お小遣い帳を作ってお金の使い方について話してみましょう。小学生以上になったら、さらに金融教育を意識した本やWebサイトでまなぶなど、年齢や理解度に応じてお金について教えていきましょう。絵本やクイズなどを取り入れ、親子で楽しみながらまなんでいくとさらに興味・関心が高まりますよ。
文/田中あさみ イラスト/すがわらけいこ 編集協力/千鳥・東京通信社
こちらは、ポピー子育て応援サイト「ポピフル」からの転載です。
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