子どもの物、いつかたづける?どう整理する?

Q.整理・整とんはどんなタイミングでしたらいいですか?

A.困りごとが出てきたら!を目安に。就学前や、夏休み前、冬休み前のタイミングもうまく活用しましょう。

おうちを整理・整とんしたいと常々思っていても、なかなか取りかかれなかったり、何から始めたらよいか分からなかったりしませんか?整理収納アドバイザーの水谷さんによると、「困りごと」をきっかけに見直すのがおすすめとのこと。お子さんの成長に合わせた収納や整理・整とん方法の見つけ方を、ぜひ参考にしてみてください!

水谷妙子さん

整理収納アドバイザー
無印良品の商品企画を13年務めたのち、2018年に独立。「ものとかぞく」主宰、著書多数。

「うまくかたづかないな」と思ったら、その収納、変えどきかもしれません。

「○○しっぱなし」という状態を、家の中で見つけることはありませんか?置きっぱなしのかばん、出しっぱなしの本、あふれっぱなしの服......困ったなと感じたそのときこそ、収納を見直すタイミングです。

「○○しっぱなし」ということは、家の中の収納のルールが、今の生活スタイルや子どもの成長と合っていないというサインです。例えば、うちの長女は、ランドセルはずっと「掛ける派」だったのに、高学年になって習い事などが増えて忙しくなるとランドセルを投げ出したままということが続きました。何度か伝えても改善されなかったので、棚の中に「置く派」に変更。すると、またちゃんとかたづけるようになりました。収納は、そのときどきで変えていくもの。今のお子さんに合っている収納を試しながら探していきましょう。

いろいろ試しながら、お子さんと話しながら今必要な収納を見つけ出していきます。

お子さんの収納を見直すときのポイントは、誰でもできるような簡単な方法から試すこと。そしてもうひとつ、A案かB案で迷うことがあったら、お子さんと話をして自分で決めてもらうということです。

人から言われたかたづけよりも、自分で決めたかたづけのほうが気持ちが動きやすく、できたときには自信もつきます。もしかしたら、お子さんとの話し合いの中でC案が見つかったり、ちょっと難しいかな?と思っていたようなD案が案外できてしまうということもあります。

おうちのかたが収納を用意して指示をするだけではなく、お子さんと相談しながら、一緒にかたづけ方を見直す経験を積み上げていけるといいですね。そして「自分で決める」という判断力を磨くことも大事なことです。

収納を変えるなら、モノの整理も必要。取捨選択の経験をするほど、判断する力が身につきます。

収納の見直しに欠かせないのが、持ち物の整理です。モノをたくさん持っている子は、自分の落とし物に気づきにくくなります。モノはたくさんあると、把握できなくなるのです。そして、モノが多く収納に余裕がないと出し入れも面倒になり、子どもはストレスに感じます。私は子どもたちに「全てのモノを取っておくことは難しいから、さよならするモノもある」とよく話します。残しておきたいものがあるのなら、何が減らせるか、今の自分にとって何が必要で何が必要ないか、ということを決めていくのです。

モノの取捨選択は、判断の練習にもうってつけで、選び取る力はかたづけ以外にもいろんなシーンで役立ちます。特に小学生のモノの整理は、持ち帰りの荷物がぐっと増える学期末にするとよいでしょう。就学直前はもちろん、夏休み前、冬休み前などを取捨選択のタイミングと決めて、お子さんと取り組んでみてはいかがでしょうか。

モノは子どもが「おっくうにならない量」が目安。モノの整理は定期的に行います。

いろいろ試して、積み重ねた結果が今の収納に。「できる」が増えたことを実感できます。

我が家では、子どもの成長に合わせて収納をどんどん変えています。3歩進んでは2歩下がるくらいの感覚であれこれ試しながら、話し合いながら、今の収納にたどり着いています。洋服は、幼児のときは引き出し収納のみ。小学生になってからハンガー収納も導入したり、本が増えたら1軍と2軍に分けて収納場所を変えたり、収納場所に貼るのはラベルプリンターで作ったシールではなく養生テープやマスキングテープのほうが使い勝手がよかったり。

特に、兄弟で使っている学用品を置く棚の使い方はまだまだ変わりそうです。上段はファイルボックスをブックエンド代わりに使って、教科書やノート、プリントなどを細かく仕切って出し入れしやすく収納しています。下段はオープンにし、かさばる学用品をそのまま置けるようにしています。時期によって保管するモノや量が違うので、流動的に使えるようにしています。

年齢が小さいうちは、見えていないとどこに何を入れるか把握できないので、オープンな収納がおすすめですが、毎日モノを戻す習慣が身についてくると、扉付きの収納棚でも管理ができるようになったりもします。子どもが自分でかたづけられるためにはどうすればいいかを模索していくと、かたづけスキルもどんどん成長していきます。その変化を子どもの成長と一緒に楽しんでほしいですね。

子どもがかたづけやすい条件は、「わかりやすい・置きやすい・余裕がある」が基本です。

水谷さんからのワンポイントアドバイス

●ピッタリした収納はプレッシャー

何かがギュッと収まっているような空間にきれいにモノをしまうのは、子どもにとっては難しい作業です。隣のモノが倒れないように仕切りを使ったり、すっとしまえる工夫をするとよいでしょう。

●モノを増やしすぎないよう注意

子どもは10を超えるくらいで、ひとつひとつではなく「いっぱい」と認識しがちです。自分のモノ、としっかり把握するためには、なるべく数を少なくしたり、分類して管理することを心掛けてみましょう。

就学お役立ちアイテム

○ランドセルフック

収納扉や棚の側面などに貼り付けるだけで、ランドセル置き場のできあがり。次の日に必ず持っていかなければいけないモノなどをランドセルの上にあえてかぶせるように掛けておくと、忘れ物防止にもつながります。

キッズ – ランドセル収納→https://www.yamajitsu.co.jp/product/kids/m-category61/

山崎実業 https://www.yamajitsu.co.jp/

文/池田恵子 編集協力/KANADEL

この記事はポピー子育て応援サイト「ポピフル」から転載しています。

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