【教育評論家がアドバイス】音読を楽しく効果的に
子どもの宿題によく出される「音読」。
子どもにとっては、何回も同じところをおうちの人に聞いてもらうのは面倒ですし、毎日のことだからと、ぞんざいに聞いているおうちの人も少なくないでしょう。しかし、この音読には、すばらしい効果があるのです。
そこで、今回は教育評論家・親野智可等(おやのちから)先生の音読の効果と楽しく音読をするアドバイスをご紹介いたします。
声に出して読むと理解が深まる
今日もお子さんの宿題に「音読」はありましたか? 「音読」は宿題の定番ですが、なぜ、定番なのでしょうか。
例えば、大人でも電子機器の取扱説明書などはなかなか意味が読み取れないときがあると思います。そういうとき、声に出して読んでみると意味がわかることがあります。
自分の出した声を自分の耳で聞くことで、黙読のときには読み流していた言葉に意識が働いて、理解が深まることがよくあるのです。
また、子どもの場合、音読することで、教科書のどこに何が書いてあるかわかるようになります。その結果、授業中に先生が出す問題の答えも見当がつくようになるのです。さらに、音読がすらすらできるようになると、普段の黙読も速くなります。
加えて、音読することで文章から語彙や言い回しを体得し、使いこなせるようになるので、語彙力の向上にも役立ちます。
ほかにも、脳の前頭葉が活発になって行動力が高まったり、セロトニンという幸せホルモンが分泌されて心身が安定したりと、成績アップ以外でもいい影響が多いと言われています。
苦手な子は、追い読みから
音読が苦手な子には、まず大人が文章の一部分を読んで、それを追う形で子どもに読ませます。
はじめは、一度に読む部分を短くし、慣れてきたら少しずつ長くしましょう。過度に困難な場合、読み書き障害(ディスレクシア)かもしれないので、専門家に診てもらうことも考えましょう。
音読の様子を録音・録画
ときどき子どもの音読を録音して聞かせてあげると、自分の音読のよいところや直したいところが見つかります。何十回も練習したあとのものを聞いてみると、自分がじょうずになったことが実感できて、もっとがんばろうという気持ちが高まります。
ほとんど毎日のようにある「音読」の宿題。ご家庭で楽しく取り組んでくださいね。
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