【教育評論家がアドバイス】親の愛情の伝え方
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夕食の準備で忙しくしているときや、
朝の出勤前のバタバタしているときに限って、「お母さん、見て見て……」
「お母さん、あのね…」と話しかけてくる子どもたち。
つい「ちょっと待って!」と大きな声で言ってしまいます。
そして「ああ、またやってしまった……」と自己嫌悪。
忙しいからこそ、おうちの人にしてほしいことについてお話ししましょう。
そこで、今回は教育評論家・親野智可等(おやのちから)先生のアドバイスをご紹介いたします。
愛情をしっかり伝えよう
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おうちの人に相手をしてもらえなかった子どもは、
愛情不足の状態になり、無意識のうちに親の気を引く行動に走ってしまいます。
お腹が痛くなる、わがままを言う、弟や妹を泣かす、などです。
わたしも教師だったときに、「気持ちの安定」の大切さを日々痛感していました。
親の愛情が実感できないまま、気持ちが不安定な子どももいます。
その場合、友だちとトラブルを起こしやすくなり、
教師の言うことに反抗的になり、勉強にも集中できません。
こういうことにならないためには、
子どもが話しかけてきたとき、ほんの少しの時間、手を止めて聞いてあげましょう。
子どもは親の愛情を実感できます。気持ちが安定し、
友だちにも優しくでき、先生の言うことも素直に聞け、勉強にも集中できます。
そしてもう一つ、親の愛情を実感できるようにしてあげるために大切なのは、
親の言葉とスキンシップです。
毎日やることがたくさんあって、忙しくしている方も多いかと思いますが、
今一度「子どもが親の愛情を実感できているか?」と振り返ってみてください。
そして、できることから始めてみてください。
自分のことを大いに語ろう
おうちの人が自分のことを大いに語ることが大切です。
特別な話ではなく、ふだんの生活の中での話で十分です。
たとえば、自分が子どもの頃けんかした話や叱られた話を聞けば、
子どもは大いに共感してくれます。
何かをがんばった話や失敗談を聞けば、親の人間性を肌で感じることができます。
8秒ハグ
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文字通り8秒間子どもをハグ(抱っこ)するということです。
調べた情報によると、8秒間というのが、
ハグによって愛情を感じるのに必要な時間だそうですが、
「わずかな時間」ということを強調するためだと思うので、
実際に数える必要はありません。
それよりも、わが子を抱きしめながらおうちの方自身が
子どもへの愛情をかみしめてみてください。
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