◆教育情報◆子どもを育てる!うまくいくお手伝いのコツ
おうちの人がとっても助かる「お手伝い」。
もちろん家事の負担がなくなるという利点がありますが、それだけでなく子どものさまざまな力を伸ばすことができるんです✨
今回はお手伝いで伸びる力と、押さえておきたいポイントをご紹介いたします。
お手伝いでこんな力がつく
役割を果たすことで自信がつく
自分に与えられた役割を果たすことで、子どもは「できた」という達成感を感じることができます。
そして、「ありがとう」「助かるよ」という言葉をかけられると、自分は役に立っているという自信がつき、自己肯定感が高まります。
責任感やチームワークを覚える
お手伝いをすることで、与えられた役割を果たすという責任感が芽生え、物事に誠実に取り組む姿勢が身につきます。
また、家族で役割分担し、助け合うことで、人と協力して何かを成し遂げるチームワークを覚えていきます。
物事の順序や段取りを考える力がつく
家事は限られた時間で効率的に行うことが求められます。そのため、短い時間で効果を上げる方法を考えることが大事です。
取り組む前に順番や段取りを考える習慣は、学習にもそのまま生きてきます。
「生きる力」が身につく
お手伝いとは、目の前の課題に取り組み、解決策を考えていくこと。これは社会で必要とされる「生きる力」そのもの。
また、お手伝いをすることで生活力も同時に身につけることができます。
楽しく続く「お手伝いの工夫」
簡単なものから始める
最初から高度なものや時間がかかるものを選んでしまうと、子どもには達成感よりも負担感の方が大きくなります。
成長の度合いに応じて、少し簡単すぎるかもと感じるくらいのレベルのものから始めるといいでしょう。
「手伝い」ではなく「係」と呼ぶ
子どもが楽しい気持ちでお手伝いに臨むには、呼び方もひと工夫を。
単に「手伝って」ではなく、「お皿並べ係やってくれない?」「玄関おそうじ隊の隊長に任命します」など、気持ちが高まる呼び方を考えてみましょう。
まずは一緒にやって手順を考える
口だけ「ああして」「こうして」と指図するのは、子どもにとってわかりにくいもの。
また、思い通り行かないと「なんでできないのよ」とイライラしてしまいます。
最初は一緒にやり、「こうやって畳むとキレイだね」など、手順やお手本を見せてあげましょう。
必ず感謝の言葉をかける
「ありがとう」「助かるよ」など、感謝の言葉が一番言われて嬉しいもの。
「お母さん、忙しいから本当に助かるわ」「お父さん、〇〇くんのお手伝いで疲れが吹き飛んだよ」、など必ず感謝の言葉をかけましょう。