◆教育情報◆ことばの力を楽しく伸ばすコツ
物事を考えるときの基本になるのが「ことば」。
幼児期のうちに伸ばしておきたい「ことば」の力の伸ばし方を、小学校の元校長先生・村田稔子(むらたとしこ)先生がアドバイス!
簡単な声掛けを通して、親子で楽しく「ことば」を伸ばすコツをご紹介します。
たくさんの言葉に触れましょう
お子さまは毎日おうちの方の言葉をシャワーのように浴びながら、成長しています。
お子さまは自分が出会った言葉、触れた表現で、自分の言葉を獲得していきます。
それが「思考・表現」につながっていくのです。
また、読み聞かせはお子さまの世界を広げるとともに、物語の中の優しい言葉や表現に触れることができる良い機会にもなります。
お子さまの言葉の世界を広げましょう。
安心して自分の思いが言える環境を
「今日はどの靴下にする?」
こんなかんたんな問いかけでいいのです。
お子さまが自分で「決める」という経験をさせてあげてください。
そして、
「どうしてそれにしたの?」
と優しく問いかけましょう。
「なるほど。いいと思うよ」
と受容することで、お子さまは、自分の思いに自身を持ってお話をすることができます。
共感と受容で、お子さまの会話力を高めましょう。
英語にも楽しく出会いましょう
昨年の2020年度から小学校でも英語が導入されました。
「さぁ大変!」
と慌てて英語を押し付けて、「英語嫌い」にしてしまっては大変です。
英語の絵本を見たり、聞いたり、英語のゲームをしながら英語との楽しい出会いを作りましょう。
「英語って楽しい」
「早く英語の勉強がしたいな」
という気持ちになれることが大切ですね。
アドバイスいただいたのは
京都市内の小学校校長などを歴任した経験豊富な先生です。現在は全家研ポピーの教育対話主事として活動し、ポピー会員の教育相談に答えています。