◆教育情報◆【見方を変えれば見えてくる】子どもの才能の見つけ方・伸ばし方
子どもが持つ「才能」。
今回は行動から才能を見つけるヒントと、見つけた才能をしっかり伸ばすポイントをご紹介します。
行動からわかる才能の傾向
集めることが好き
フィギュアやカード、プラモデル、記念スタンプなど、気に入ったものを集めることが好きな子どもは、一つのことを忍耐強く、コツコツ続けられる才能に恵まれています。
好きなことがはっきりしているので、その分野の情報収集に協力してあげるといいでしょう。
整理整頓が好き
身の回りのものをきちんと整えることが好きな子どもは、自己管理能力に優れています。
自分が決めたルールに従ってものごとを整理したり、細かい違いを見極めたりする観察力が持ち味です。
他人の決めたルールに従うよりも、自分の行動は自分で決めたい傾向が強いので、その世界をなるべく尊重してあげてください。
みんなでやるのが好き
一人で何かを取り組むよりも、仲間と一緒に楽しくやることでイキイキするタイプです。
チームワークや助け合いが支援にできる思いやりがあり、社交性にも富んでいます。
集団競技や習い事など、メンバーと一緒に練習にはげみ、成長を喜び合えるような環境が、才能を大きく伸ばすでしょう。
勝負することが好き
ゲームや競技などで勝負することが好きな子どもは、行動力や度胸が満点。
難しいことも自ら取り組んで、目標を達成しようとします。クリアするまで諦めない粘り強さが特徴です。
負けず嫌いな面をうまく生かせるよう、課題の難易度や、取り組む順番などを工夫して、飽きさせないようにすると効果的◎
才能の上手な引き出しかた
子どものことを常にリサーチすることが大切!
おうちのかたが「やらせたいこと」より、子どもが「やりたいこと、興味があること」を知ることが大事です。
そのためには「今夢中なものは…」など、子どもの興味や好きなことを常にリサーチすることがポイントです。
「いざ考えてみると思いつかない…」とお悩みのおうちのかたは、まず子どもをじっくり見ることから始めましょう。
絵が好きなら
絵やマンガを描くことが好きなら、子どもが描いた作品を額装し、家の中に飾ってみましょう。家族や親戚の人からほめられる場を設けると自信になります。
ほかの作家の作品集をみたり、絵の具やペンなどの道具を見に行くのもいいですね。
「お母さんのスマホの壁紙にしたいから絵を描いて」などと提案しみるのも◎
ゲームが好きなら
電子機器に興味があるなら、プログラミングの体験イベントやワークショップに参加してみるといいでしょう。
プログラミングに触れてみるのは子どもの好奇心をさらに向上させます。
ゲームの世界に関心があるならeスポーツの大会を見たり、ネットの交流会などに親子で臨んでみるといいでしょう。
追求したいジャンルが決まったら自分で掘り下げていくはずです。
スポーツが好きなら
やりたい競技が決まっている、あるいは実際に習い事をしているのなら、試合を観に行くのがおすすめです。
好きな試合について親子で話したり、練習で上達したいことをコーチにほめられたり、プラスの体験を積み重ねることで、やる気が持続します。
また、競技選手だけでなく、トレーナーやスポーツメーカーなど、競技の周囲にいろいろな人がいることに目が向くと、視野が広がり、関心を持ち続けることができます。
最後に
子どもの才能は、お子さまによってそれぞれ違った光り方をします。
子どもの興味がないことを焦って無理やり取り組ませてもうまくいきません。
何に興味があり、どんなことをやりたいのか、お子さまとじっくり向き合いお子さまの才能を見つけてあげてください。