【自宅でできる】科学のふしぎクッキング
皆さん、夏休みは楽しく過ごされていますか?
今回は自宅でできる実験要素が盛りだくさん「科学のふしぎクッキング」をご紹介します。
自宅にいる時間が長いご家庭や、夏休みの自由研究がまだ終わっていないご家庭はぜひ挑戦してみてください!
①ふりふりクッキング
生クリームをペットボトルに入れてバターを作ろう!
残った水分はバターミルクといって、栄養がたくさんあり美味しいです!
なぜバターができるのか
たくさん振ることで、生クリームに入っている脂肪がくっつきあうことでバターができます。
注意点
バターのかたまりは、ペットボトルの上部を切り取って取り出してください。
部屋の温度が高いと、生クリームが固まらない場合があります。固まらない場合は、氷を入れたフリーザーバッグなどに入れて、容器を冷やしながら振ってください。
手作りバターは日持ちしないため、作ったその日のうちに食べましょう。
②カラフルタマゴ
野菜を使ってカラフルたまごを作ろう
野菜を使って殻をむいたゆでたまごに色をつけよう!
<あおのたまごの作り方>
▪用意するもの
・ムラサキキャベツの葉…1枚半
・殻をむいたゆでたまご…1個
・レモン汁…小さじ1
・水…200ml
① 手で小さくちぎった葉と水を電子レンジで6分間温める。
② ①でできたお湯にレモン汁を入れて混ぜる。
ゆでたまごを入れて冷蔵庫で3〜4時間つけておけばできあがり。
<むらさきのたまごの作り方>
▪用意するもの
・ムラサキキャベツの葉…1枚半
・殻をむいたゆでたまご…1個
・水…200ml
① 手で小さくちぎった葉と水を電子レンジで6分間温める。
② ①でできたお湯にゆでたまごを入れて冷蔵庫で3〜4時間つけておけばできあがり。
★色が変わる理由★
ムラサキキャベツに含まれる紫色の色素を持つアントシアニンは、アルカリ性の卵の白身に触れると青くなり、酸性のレモン汁に触れると赤っぽく変色します。
<オレンジのたまごの作り方>
▪用意するもの
・たまねぎの皮…3こ分
・殻をむいたゆでたまご…1個
・水…200ml
① よく洗ったたまねぎの革と水を電子レンジで5分間温める。
※たまねぎのいちばん外側の皮は捨ててください。
② ①でできたお湯にゆで卵を入れる。冷めたら冷蔵庫に入れて3〜4時間つけておけばできあがり。
★オレンジ色になる理由★
たまねぎの皮にはケルセチンという黄色の色素が多く含まれています。その色素がタマゴについてオレンジ色になります。
<みどりのたまごの作り方>
▪用意するもの
・ゴボウの皮(あらいゴボウ)…1本の半分
・殻をむいたゆでたまご…1個
・水…200ml
① よく洗ったゴボウの皮と水を電子レンジで5分間温める。
② ①でできたお湯にゆで卵を入れる。冷めたら冷蔵庫に入れて3〜4時間つけておけばできあがり。
★色が変わる理由★
ゴボウに含まれるクロロゲン酸は、アルカリ性の白身に触れると緑色に変色します。
むらさき以外の汁は、殻にも色を付けることができます。
※本記事は2020年版小学ポピー8月号 ぴかり!!(子ども向け情報誌)より抜粋しています