こんなとき、どうしたらいい? 小学生ママ&パパの悩み相談室 vol.3

年間130回!全国で「Mama café」を主催する石田さんがズバリお答え!

こんなとき、どうしたらいい? 1年生パパ&ママのお悩み相談室

保護者のさまざまな疑問や悩みに答えてくださる石田勝紀さん。これまで5万人以上の子どもを指導し、現在は全国でママ向けのカフェスタイル勉強会を年間130回以上開催する、ママやパパの強い味方です。

最終回は「ゲームや動画をやめない」というお悩みに答えていただきます。

 
 

 

ゲームや動画をやめさせるには?

お悩み)ゲームやYouTubeばかりやって勉強をやろうとしません。どうしたらやめさせられますか。

 ゲームやYouTubeをやめさせたからといって、勉強するとは限りません。これは別の問題です。ゲームやYouTubeルールを決めて、枠の中で楽しむ必要があります。

 では、ルール作りをどうするかというと、まず子どもから「どうしたいか」を言わせます。親からは言わないように。子どもがとんでもないことを言ったら、親の意見も出して話し合います。「守れなかったらどうする?」ということも決めてください。子どもが「わからない」と言ったら、「じゃあお母さんが決めていい?」と許可を取ってから決めるようにして。親が一方的に決めたことに対しては、子どもは後で必ずクレームを言ってきます。あくまで「自分が決めたことをやる」というスタンスにするのがポイントです。

 ルールを守れず、ペナルティを課すと、キレる子がいるかもしれません。そんなときも「じゃあどうする?」と聞き、また話し合う。そして、これら一連のやりとりを動画撮影して残しておきましょう。1週間やってみたら見直し、うまくいくかまた調整します。

 「ゲームは11時間」と時間で決める家庭が多いですが、その設定でいいのか、ということもよく考えてみてください。オンラインゲームをやっていたら自分だけやめるわけにはいかないですし。平日はなし、土日で計6時間とか、月水金だけやるとか、年齢が上がったらルールを緩くするとか、子どもが楽しめて充実できるルールを親が提案してあげてください。親が前向きなスタンスをもっていると、子どもも親に譲歩してきます。ルール決めってけっこう深いんですよ。

ルール作りは、まず子どもから提案させて





石田勝紀(いしだかつのり)さんのプロフィール

一般社団法人 教育デザインラボ 代表理事。1968年、横浜市生まれ。20歳で学習塾を起業。これまで4000人以上の生徒を直接指導する傍ら、講演会、セミナーなどを通じて5万人以上の子どもたちを指導してきた。35歳で、都内私立中高一貫校の常務理事に就任し、経営、教育改革を実践。現在はママが日々ワクワク子育てができるように、全国でカフェスタイル勉強会「Mama Café」を年間130回以上開催。『東洋経済オンライン』での長期人気教育連載コラムは、累計1.2PVを記録している。主な著書に『勉強しない子には「1冊の手帳」を与えよう!』『子どもの自己肯定感を高める10の魔法のことば』『同じ勉強をしていて、なぜ差がつくのか?』など全23冊。

公式サイト http://www.ishida.online

Voicy https://voicy.jp/channel/1270


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