子どもの三大夏風邪の一つ

アデノウイルスによる感染症は夏に多く流行します。

代表格はプール熱

アデノウイルスが原因で起きる病気の代表格が咽頭結膜熱(プール熱)です。
ヘルパンギーナ、手足口病とともに三大夏風邪と呼ばれています。

アデノウイルスは塩素に比較的弱いですが、適切な塩素消毒が行われていないプールや、消毒が不十分な状況下では感染のリスクは依然として存在します。

【症状】
①喉の強い痛み
②39~40℃の高熱

合併症に注意!

高熱が持続することと、喉の強い痛みで脱水症状を起こしやすいため、子どもや高齢者は特に注意が必要です。

また、高熱が出るため熱性けいれんを起こしやすいです。

ウイルスの型によって症状が違う

アデノウイルスには50種類以上の型が存在し、必ず同じ症状が出るとは限りません。
また、どの型にかかるかはその時の流行状況によっても変わるため、事前の予測ができません。
感染した型によってあらわれる症状はさまざまです。

大人でも重症化!

一度かかった型のウイルスに対する免疫はできますが、他の型に対しては免疫ができません。
大人も同様で、子どもの時にかかっても再感染することがあります。大人が感染すると、まれに重症化することもあります。