小児喘息

子どもの息苦しさを読み取る

赤ちゃんや子どもは喘鳴(ぜんめい)がはっきり聞こえないこともあります。その場合、泣いたり不機嫌になったりぐずったりすることで息苦しさを伝えようとします。
喘鳴が聞こえないから喘息でないとは限らないので、喘鳴が聞き取れなくても何か伝えようとしていないかを読み取ってあげることが大切です。

喘鳴(ぜんめい)とは・・・
気道が狭くなっている事が原因となり、呼吸をするときにゼーゼー、ヒューヒューという音がすることを喘鳴(ぜんめい)といいます。
はっきりと音を聞き分けるのは難しいため、喘鳴かどうか分からない、様子がおかしいなと感じたら医療機関を受診するようにしましょう。

咳を観察する

喘息の咳は一日中続くものではありません。喘息発作は昼間よりも、夜間や明け方によく起こります。「昼間は元気そうだったから大丈夫」と思っていたら、夜になって症状が出たということはよくあります。
咳が出る時間帯や状況などを観察してみましょう。喘息に気付く手掛かりになるかもしれません。また、受診の時には医師へ伝えるとよいでしょう。

喘息を悪化させる要因がある

・運動
・呼吸器感染症
・ストレス
・肥満
・気圧の変化
・季節の変わり目
・大気汚染
・タバコの煙
・非ステロイド性抗炎症薬 など

強い発作を起こすことがある

喘息による発作は命に関わることもあります。日頃から喘息発作が起きた場合にどのように行動するべきか考えておくことが大切です。

この記事はInstagram「@fastdoctor_jp」からの転載です。