おむつかぶれ
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ポイント① 原因は、むれる・こすれる・刺激になる
赤ちゃんの肌はとてもデリケートで汗っかきです。
そんな肌に給水・防水素材のおむつをあてると、汗やおしっこで蒸れてとても傷つきやすい状態になります。
さらに、動くことで肌がこすれたり、うんちやおしっこが付着したりすることが刺激となり、肌の炎症が起こります。
これがおむつかぶれの原因となります。
おむつかぶれが起こるのはこんなとき
●下痢で、皮膚にうんちの付く時間や頻度が多くなっているとき
●長時間の外出でおむつを替える間隔が長くなってしまうとき
●汗をかきやすい環境や、抱っこ紐でお尻の通気性が悪いときなど、高温多湿になりやすいとき
ポイント② 初めてのおむつかぶれは受診を
赤ちゃんの肌は薄くデリケートです。皮膚の状態に合った適切な薬を使用する必要があります。市販薬をお持ちの場合は、対象年齢や効能の強さなどをご確認ください。
ご不安な場合は、医療機関の受診をおすすめします。
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予防と対処法
おむつかぶれの予防と対処の基本は清潔・乾燥・保湿です。
おしりがうっすら赤くなってしまった、小さな湿疹がブツブツとできてしまったというような初期段階であれば、自宅で対処を行うことでよくなる可能性があります。
1.清潔を保つ
✓赤ちゃんがうんちやおしっこをしたら、その都度おむつを交換する
おしりをゴシゴシと拭くことはおむつかぶれの原因となります。優しく拭き取ってあげましょう。
✓汚れの範囲が広い場所などは、ぬるま湯のシャワーで優しく洗い流す
水気を拭き取るときも、タオルをポンポンと軽く当てるように行いましょう。
2.乾燥させる
おしりが湿った状態でおむつをはくと、蒸れやすい環境を助長してしまいます。冷風でよく乾かしましょう。
3.保湿する
乾燥させたままでは、肌が傷つきやすい状態であるため、保湿して守ってあげましょう。ただし、保湿剤の塗り過ぎはよくありません。皮膚表面に薄く塗るようにしましょう。
痛みが強い部分は、ポンポンと乗せるように塗ってあげるとよいでしょう。
ゆるい便や下痢は、普通便より肌への刺激になりやすいです。そのため、おむつかぶれが起きている場合は悪化しやすく、起きていない場合でもおむつかぶれを起こしやすくなります。うんちがゆるいときは注意しましょう。
この記事はInstagram「@fastdoctor_jp」からの転載です。

